【初心者向け】20代から始めたい!つみたてNISA、みんなやってる?②

 株式などを運用する上でやはり気になるのが、「リスク」面だと思います。
 あなたは株式などをする上で「リスク」面について考えたことはありませんか?私自身運用を始めた際はマイナスになったらどうしようなどいろいろ考えたりしました。

 そこで、今回は「リスク」を軽減するための「分散」について、一緒に考えていきましょう。

なぞのおじさん
なぞのおじさん

今回は「分散」について、詳しくみていくぞ。

ゆっきー
ゆっきー

誰なんだー!

1 投資信託において、「分散」の重要性を理解できます
2 長期投資の重要性を理解できます

分散投資の例
(出典)金融庁

1 「分散」について

 積立投資においては、主に3つの分散方法を用いることでリスクを軽減することができるといわれています。

1-1 「時間の分散」

 

 投資信託は、株式投資のように一度に多額の投資を行う必要はなく、少額で決まった時期に決まった額の投資を行うことで、価格が高い時期においては少なく、価格が低い時期においては多く投資を行うことができます。これを「時間の分散」といい、ドル・コスト平均法で示すことができます。

以下の表をご覧ください。

(出典)SBI証券

 毎月「一定口数」を購入した場合、一万口当たりの基準価額は毎月増減するため、購入金額にばらつきが生じます。
 一方で、毎月「一定金額」を購入する場合、 基準価額が高いときは購入口数が減るものの、基準価額が低いときは購入口数が増えるため、1万口当たりの価格は平均化されます。
 その結果、平均購入単価を安くすることができるのです。

なぞのおじさん
なぞのおじさん

投資信託は長期的に運用するためのものだから、短期的な値下がりが生じても損失の程度を軽減することができるんじゃよ。

 もちろん、常に右肩上がりの相場では、1か月目に多くの資金を一括投資した方が平均購入単価が安くなる場合もあります。しかし、いつ相場の下落が起きるか予測できない以上、「リスク」回避の目的から初心者にとっては毎月堅実に積み立てをするドル・コスト平均法を採用することが望ましいと思います。

あーこ
あーこ

「ドル・コスト平均法」と「一括投資」のどちらが最終的に利益を生み出せるかはネット上でもよく話題になるわ。

興味のある方は、ぜひ一度調べてみてね。

ドル・コスト平均法
→ 少額で決まった時期に決まった額の投資を行うことで、価格が高い時期においては少なく、価格が低い時期においては多く投資を行うことができる。

1-2 「資産の分散」

 投資対象となる金融商品は株式、債券、リートなど様々ですが、それぞれが常に同じ方向の値動きをするわけではありません。例えば、一般的に株式と債券とでは、経済の動向などにより反対の値動きをすることが多いのです。

 現在、アメリカは今年中のテーパリングの開始を検討しています。テーパリングとは、現在実施している量的緩和政策を段階的に縮小させることをいい、市場金利が上昇する一方で、株式価格は下落します。株式から債券に資金が移りやすくなるのです。

 こうした異なる値動きをする金融商品を組み合わせて投資を行うのが「資産の分散」です。
 金融商品を分散して購入しておくことで、例えば金融商品が値下がりした場合には、他の金融商品で値下がり分をカバーするといったように、金融商品の分散によってリスクを軽減することができるのです。

ゆっきー
ゆっきー

分散が大事だけど、僕の保有している金融商品は株式100%なんだよね😃
今後ゴールドなどを少し持っておくことを検討してるよ!

分散する比率などは年齢によっても変わってくるだろうから、しっかり投資の計画を立てていきたいな。

あーこ
あーこ

そうだね。

ゆっきーはまだ30代だから株式100%でもいいけど、少しずつ安定した金融商品を組み込んでいった方がいいかもしれないわね。

 異なる値動きをする金融商品を組み合わせて投資を行うことが重要。

1-3 地域の分散

 

 投資対象の金融商品の価格は、投資の対象となっているものが存在している国や地域の状況、為替変動などによって、様々な値動きをします。
 投資対象地域の性質による値動きの違いにより、異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせて投資を行うのが「地域の分散」です。国内と国外、先進国と新興国など異なる国、地域の資産や通貨を組み合わせて投資を行うことで、保有している資産や銘柄が値下がりした場合には、他の資産や銘柄の値上がりでカバーすることができます。
 保有している資産・銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することができるのです。

(出典)栃木銀行
ゆっきー
ゆっきー

僕は投資信託で全世界株式を持っているから大丈夫だ!!投資対象がいろいろな国に分散投資されているもんね。

あーこ
あーこ

全世界株式といっても米国が約60%と半分以上の割合で組み込まれているから必ずしも安心というわけではないから注意してね。あとで目論見書(投資信託の概要や投資方針などを記載した書面)をきちんと確認しておくんだよ!

投資対象地域の性質による値動きの違いにより、異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせて投資を行うことが重要。

2 長期投資の効果

2-1 最大限の福利効果

 長期で運用するメリットの1つは、複利の効果を最大限に発揮できる点です。
 長期間投資を続けていると、利子や分配金などが発生します。それらを再投資することで、利子や分配金にも利息をつけることができるのです。このように、長期投資は複利の効果を最大限に活かすことができるのです。

2-2 手数料の負担軽減

 購入時と解約時にかかってくる手数料の負担を軽減する効果もメリットの1つにあげられます。投資信託の購入手数料が仮に3%だったとして、運用期間が1年の場合は収益に与えるマイナスの影響は3%ですが、運用期間が3年だと1年当りで見たマイナスの影響は1%に縮小します。このように、保有期間が長くなれば1年当りの負担率が下がるので、収益に与える影響が軽減されるのです。

3 まとめ

 

 今回は「分散」と「長期投資の効果」についてみてきました。

3つの分散方法
①「時間の分散」
少額で決まった時期に決まった額の投資を行うことで、価格が高い時期においては少なく、価格が低い時期においては多く投資を行うことができるのでリスクを軽減できる。
②「資産の分散」
→ 異なる値動きをする金融商品を組み合わせて投資を行うことでリスクを軽減できる。
③「地域の分散」
→ 投資対象地域の性質による値動きの違いにより、異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせることでリスクを軽減できる。

長期投資の効果
①利子や配当金などを再投資することで、福利効果を得ることができる。
購入時と解約時に負担する手数料の負担を軽減することができる。

 この記事では投資信託の「分散」と「長期投資の効果」についてみてきました。
 この記事があなたにとって有益なものとなれば幸いです。

 私はつみたてNISAを行う上で一番大事なことはどんなことがあろうとも「決まった時期に決まった金額を継続的に」投資することだと思っています。
 つみたてNISAについて、少しでもいいなと思ったあなた!今後、相場がどう動こうともこれらのことを忘れずにいていただければと思います。

 

なぞのおじさん
なぞのおじさん

今後も投資初心者のための情報を書いていくぞ。
わしももっと勉強しないとな。

ゆっきー
ゆっきー

そうだね。
もっと有益な情報を書けるよう勉強しないとな。
(結局おじさんがだれかわからなかった・・・💦)

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